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キングモデル

 

よみ方

きんぐもでる

英 語

説 明

球状星団銀河ハローの密度分布を記述する球対称なモデルの一つ。 物理的意味づけの明確なモデルである等温モデルを、系の大きさと質量が有限になるように修正したものである (等温モデルは系の大きさと質量が無限大になるという欠点がある)。 系の内側では等温モデルとほぼ一致するが、外縁部では等温モデルよりも密度が急速に低下し、潮汐半径r_tと呼ばれる半径でゼロになる。 キングモデルの自由変数は潮汐半径とキング半径(コア半径ともいう)r_0 である。 c \equiv \log\, (r_t/r_0)を集中度という。 c=\inftyのとき等温モデルに厳密に一致する。 キング(I.King)の1966年の論文で広く知られるようになった。

2018年08月18日更新

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キングモデル。縦軸は中心値で規格化した密度、横軸はコア半径で規格化した半径を表す。(I.King 1966, AJ 71, 64より引用)