リッパヘイ
よみ方
りっぱへい
英 語
Lipperhey, Hans
説 明
ハンス・リッパヘイ(Hans Lipperhey;1570-1619)はオランダのレンズ職人(眼鏡職人)で望遠鏡の発明者とされる。リッペルハイ(リッペルヘイ)またはリッペルスハイ(リッペルスヘイ)とも記される。ドイツのヴェセルに生まれ、オランダのミデルブルフに移住し1594年に結婚、終生ミデルブルフに暮らした。
同じオランダのレンズ職人のヤコブ・メチウス(Jacob Metius)かザハリアス・ヤンセン(Zacharias Janssen)がリッパヘイよりも先に望遠鏡を発明したとの説もあるが、1608年にリッパヘイはメチウスよりも数週間早く、特許の申請をした記録が残されている。リッパヘイは特許を得ることはできなかったが、オランダ政府から報酬を得た。「オランダ式遠近鏡(Dutch perspective glass)」と呼ばれたリッパヘイのオリジナルのものは、凸の対物レンズと凹の接眼レンズで構成されており、倍率は3倍程度であった。このタイプは後にガリレオ式と呼ばれるようになる。また「望遠鏡」という名称は、1611年にジョヴァンニ・デミジアーニ(Giovanni Demisiani)によって、ガリレオのアカデミア入りを祝う宴の席で初めて使われたとされる。
参考:
https://tenkyo.net/kaiho/pdf/2019_01/04rensai-1akiyama.pdf
https://tenkyo.net/kaiho/pdf/2019_05/02rensai-1akiyama.pdf
https://tenkyo.net/kaiho/pdf/2019_07/03rensai-01akiyama.pdf
2024年08月08日更新
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