大赤斑
よみ方
だいせきはん
英 語
Great Red Spot
説 明
木星の南半球にある巨大な大気渦。東西に26,000 km、南北に14,000 kmの広がりを持ち、地球をすっぽり呑み込む大きさである。南半球にあって反時計回りの回転を示すこと、赤外線での観測によると周囲より温度が低いことなどから、周囲より高い高度にある高気圧渦であると考えられる。1665年にカッシーニ(G.D. Cassini)が観測したという記録があり、300年以上にわたって安定に存在している可能性がある。より詳細な観測が行われるようになって以降、大赤斑の経度は変化しているが緯度はほとんど変化していない。その構造や赤っぽい色の成因については、まだよくわかっていない。
2018年03月19日更新
この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。
受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。