天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3300語以上収録。随時追加・更新中!専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

銀極

 

よみ方

ぎんきょく

英 語

galactic pole

説 明

地球から見て銀河面に垂直な方向。2つの方向のうち、赤緯が正の方を北銀極あるいは銀河北極と呼び、赤緯が負の方を南銀極あるいは銀河南極と呼ぶ。厳密な方向としては、1958年に国際天文学連合で決議された銀河座標系に準拠して呼ぶのが通例で、その定義により、1950年分点での赤道座標では、銀河北極は厳密に赤経12h49m、赤緯+27°24'、銀河南極は厳密に赤経0h49m、赤緯-27°24'である。これを 2000年分点の座標に変換すると、示した有効数字の精度で、北銀極は赤経12h51m26.s3, 赤緯+27°07'42''、南銀極は赤経0h51m26.s3, 赤緯-27°07'42''となる。銀河座標系銀河面も参照。

2023年04月18日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます