アメリカの天体物理学者（1911-95）。オハイオ州立大学を卒業後、カリフォルニア工科大学で学位を取得。第2次世界大戦以前は主に核物理学の実験に従事した。それらの成果は後に恒星内部の原子核反応の研究に応用された。恒星で生成される元素の起源に関するジェフリー・バービッジ（Geoffrey Burbidge）、マーガレット・バービッジ（Margaret Burbidge）夫妻とホイル（F. Hoyle）との共著論文（1957；著者の頭文字を取ってB²FH論文と略称される）は重要な論文である。1983年、「宇宙における原子核反応の理論的および実験的研究」の功績によりノーベル物理学賞を受賞。