エバーシェッド流
よみ方
えばーしぇっどりゅう
英 語
Evershed flow
説 明
太陽黒点の半暗部にある水平面方向の筋状構造に沿った外向きの流れ。光球で観測される吸収線のドップラー速度観測により、インドの研究者エバーシェッド(J. Evershed)が1909年に発見した。この流れの起点は黒点暗部側にある光球深部からの高温ガスの湧き出し部にあり、内部半暗部では明るい筋状構造に沿って、そして外部半暗部では暗い筋状構造に沿って音速で外向きに流れた後、半暗部外周部で沈み込む。この描像は、ひので衛星の高解像度観測により確立した。
2018年03月10日更新
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