カーネギー天文台
よみ方
かーねぎーてんもんだい
英 語
Carnegie Observatories
説 明
太陽物理学者ヘール(G.E. Hale)が1904年にカーネギー研究所の支援を取り付け、カリフォルニア州パサデナ近郊のウィルソン山に太陽観測所として開設した天文台。その後、60インチ望遠鏡、100インチフッカー望遠鏡を建設し、シャプレー(H. Shapley)の球状星団の分布解明、ハッブル(E. Hubble)による膨張宇宙の発見、バーデ(W. Baade)による星の種族の発見などの成果を生み出した。1928年にはカーネギー天文台とウィルソン山天文台の研究者が200インチ望遠鏡建設のためロックフェラー財団からの支援を取り付けた。1986年にウィルソン山の望遠鏡の運営をウィルソン山機構に移してから、チリのラスカンパナスが天文台の主要観測地となった。ラスカンパナスには100インチのデュポン望遠鏡と2台の6.5 mマゼラン望遠鏡があり、現在、7枚の8.4 m鏡からなる大マゼラン望遠鏡計画を推進中である。
ホームページ:https://obs.carnegiescience.edu/
2018年10月07日更新
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