アンテナ配置
よみ方
あんてなはいち
英 語
antenna configuration
説 明
開口合成望遠鏡を構成する素子アンテナが設置されている空間的な配置のこと。アンテナ配置が決まれば、基線も決まるので、同時に取得できるビジビリティの(u, v)面上での分布も決まる。したがって、同じ台数の素子アンテナを持つ干渉計でも、それらを狭い範囲に集中させたアンテナ配置では天体輝度分布が広がった成分(低空間周波数成分)が観測され、広がったアンテナ配置では空間的に細かい成分が観測される。このため、多くの電波干渉計では複数用意したアンテナ配置の間で計画的に配置を変更し、それらを総合することでより広い空間周波数成分を観測できるような運用が行われている。
2018年03月06日更新
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