アダムス, ウォルター
よみ方
あだむす,うぉるたー
英 語
Adams, Walter Sydney
説 明
ウォルター・アダムス(Walter Sydney Adams; 1876-1956)はシリア、アンティオキア生まれのアメリカの天体物理学者。1898年にダートマス大学を卒業、シカゴ大学の大学院に進み、ヤーキス天文台のスタッフとなる。後にウィルソン山天文台でヘールとともに装置開発と太陽スペクトルの研究に従事した。恒星スペクトルの観測では、主に巨星と白色矮星の区別や分類に貢献、2.5m反射望遠鏡の完成後は金星や火星の大気、分光連星、セファイド、星間ガス、新星など広範囲の天体のスペクトル観測研究を行なった。また、シリウスの伴星(シリウスB)が白色矮星であることを示し、そのスペクトル線の赤方偏移を測定、一般相対論的な重力の強い天体であることを最初に明らかにした。1923-46年にウィルソン山天文台の台長を務め、1928年に太平洋天文学会のブルースメダル受賞。
参考:https://phys-astro.sonoma.edu/brucemedalists/walter-adams
2023年01月25日更新
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