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ゼーリガー

 

よみ方

ぜーりがー

英 語

Seeliger, Hugo von

説 明

ゼーリガー(Hugo von Seeliger;1849–1924)は、ドイツの天文学者。ポーランド領シュレージエン地方の裕福な家庭に生まれた。ハイデルベルク大学で学び、ついでライプチヒ大学でカール・ブルーンスの下で1872年に天文学の博士号を取得した。その後、アルゲランダーとシェーンフェルドの助手として1877年までボン大学天文台に勤務、ボン掃天星表の製作に貢献した。その間の1874年には金星の太陽面通過観測のためオークランド諸島に赴き、ドイツの観測隊を指揮した。1881年にゴータ天文台の所長に、1882年にはミュンヘン大学の教授に就任するとともに、同大学の天文台所長に就任し、75歳で他界するまでその任にあった。
20世紀初頭の統計星学の基礎を作り、恒星系の構造解明に寄与した。また「宇宙が一様かつ無限であれば、無限の数の星からの重力の総和も無限になり宇宙の崩壊は免れ得ない。」とする「ゼーリガーのパラドックス」を唱え、ニュートンの万有引力の法則の修正を提案した。1887年には土星の環の明るさの変化を報告、これは衝効果の先駆的研究とされている。

2024年04月23日更新

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    フォン・ゼーリガー
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