Na D線
よみ方
えぬえーでぃーせん
英 語
Sodium D line, Na-D line
説 明
中性ナトリウム原子により吸収あるいは放出される可視光域のスペクトル線。
D1(589.594nm)とD2(588.997nm)の2本がある。ドイツの物理学者フラウンホーファー (J. von Fraunhofer)は太陽光の可視光スペクトルのなかに暗線を観測し、 主要な線にAからKの記号をつけ、弱い線については別の記号をつけた。 それのDに対応する黄色の光(の中の暗線)がNa D線である。 ナトリウム原子の存在量を仮定すれば、 この吸収線の等価幅から中性水素原子の柱密度が得られる。
2019年02月06日更新
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