シュトルーベ,オットー・ウィルヘルム
よみ方
しゅとるーべ, おっとー うぃるへるむ
英 語
Struve, Otto Wilhelm
説 明
オットー・ウイルへルム・シュトルーベ(Otto Wilhelm Struve;1819-1905)は、ドイツ系ロシア人の天文学者。しばしばストルーベまたはシュトルーフェとも記される。フリードリッヒ・フォン・シュトルーベの三男で、1834年ドルパト大学(現エストニア、タルトゥ大学)に入学、ドルパト天文台で天文学者だった父の仕事を手伝い、卒業後プルコボ天文台の研究者として就任し、父の二重星の観測や測地学的測量などに参画し、シュトルーベ測地弧として知られる子午線弧長の三角測量のための三角点群(2005年に世界遺産登録)を整備した。太陽系天体の観測や恒星視差の測定、歳差定数の改訂などの観測的研究も行っており、1862年から父の後任として同天文台の台長も努めた。
天文学における国際協力に意を用い、1872年のパリのメートル法制定会議や1887年の国際写真掃天会議の議長を歴任した。1850年にはロンドン王立天文学会のゴールドメダルを受賞している。
2023年02月07日更新
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