絞り
よみ方
しぼり
英 語
diaphragm
説 明
カメラのレンズなどの光学系において、通過する光量を調節するために設ける円形(に近い)穴の開いた遮蔽板。民生品では、必要な光量に容易に調整できるように複数の薄い板で構成し穴の直径(面積)を変化させる形式のものが多い。撮像する範囲を制限する「視野絞り」も絞りの概念に含まれる。光量を調節する絞りを視野絞りと区別するには「開口絞り」と呼ぶ。通常、天体観測ではできるだけ多くの光量を確保したいので、特殊な例外を除いて、望遠鏡や観測装置に光量を減らす絞りを設けることはなく、主鏡や副鏡が解放状態の絞りとなっている。例外は赤外線観測装置やコロナグラフで、光束外縁部のわずかな部分のみを遮蔽する目的で絞りが用いられることがある。射出瞳、入射瞳、瞳も参照。
2018年03月06日更新
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