国際地球準拠系
よみ方
こくさいちきゅうじゅんきょけい
英 語
International Terrestrial Reference System(ITRS)
説 明
地球重心を原点とし、地球に固定され、地球とともに回転する座標系。具体的には国際地球基準座標系(ITRF)によって構成される。 国際地球基準座標系における観測者の位置(X,Y,Z)は緯度φ、経度λおよび準拠楕円体からの高さhから、以下のように求められる。
X=(N+h) cosφ cosλ
Y=(N+h) cosφ sinλ
Z=[N(1-e2)+h] sinφ
ここで、N は卯酉(ぼうゆう)線曲率半径、e は準拠楕円体の離心率で、準拠楕円体の扁平率をf、地球の赤道半径をREとすると以下のようになる。
$$N =\frac{R_{\rm E}}{\sqrt{1-e^2\sin^2\varphi}}$$
e2=f(2-f)
(すなわち、地球の極半径Rpとすれば、$f=\frac{R_{\rm E}-R_{\rm p}}{R_{\rm E}}$である。)
2023年05月13日更新
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