合
よみ方
ごう
英 語
conjunction
説 明
ある天体から見た2天体の黄経または赤経が一致するときを指す。たとえば、惑星が地球から見てちょうど太陽方向に来るような場合がこれであり、地球よりも内側の軌道を回る内惑星(水星や金星)の場合、惑星が地球から見て太陽の向こう側に位置する外合(superior conjunction)と、手前側に位置する内合(inferior conjunction)がある。とくに、太陽と月の合は朔(さく)あるいは新月と呼ばれる(朔望、月の位相も参照)。
一般に、太陽との合は太陽に近いため観測には適さないが、朔の特殊ケースとして月が太陽を覆い隠す日食が起こったり、内合の特殊ケースとして内惑星が太陽の前を横切る太陽面通過(日面経過ともいう)という珍しい現象が起こったりすることもある。また、月と惑星の合の特殊ケースとして月が惑星を隠す掩蔽(星食)と呼ばれる現象が起こったり、惑星とその周りの衛星の合の特殊ケースとして掩蔽や経過が起こったりすることもある。衝、矩も参照。
2023年09月11日更新
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