天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。

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2018年02月20日 観測技術

色消しレンズ

屈折率と色分散の異なる複数のガラスを用いて、像位置色収差と倍率色収差を複数の波長で打ち消すように設計したレンズ系。1733年に英国のホール(C.M. Hall)がクラウンガラスとフリントガラスを用いて初めて色消しレンズを […]

2018年02月20日 観測天文学

色勾配(銀河の)

大部分の銀河は中心部から外側に行くにつれて色が単調に変化する。多くは外側ほど青いが、矮小銀河などでは逆の傾向のものも存在する。このような、動径方向の色の(単調な)変化のことを色勾配という。一般に色は色指数(等級差)で表示 […]

2018年02月20日 観測天文学

色指数

測光システムにより定義される異なるバンドで測定された等級の差。短い波長帯での等級から長い波長帯での等級を引いた値で(等級は明るいほど小さくなるため)、色指数が小さいほど高温で青く(シリウスはB-V=0.00)、大きいほど […]

2018年02月20日 観測技術

色収差

レンズ光学系では、媒質の屈折率が色(光の波長)により一定でないことから、ザイデル収差の他に色収差が生じる。鏡のみの光学系には色収差は存在しない。色収差には軸上色収差(像位置色収差、縦色収差などともいう)と倍率色収差(横色 […]

2018年02月20日 観測天文学

色超過

天体固有の(真の)色と観測される色の差。天体からの光は、星間ダストなどの星間物質や地球大気による吸収・散乱の影響により、観測されるまでの間にいくらかの光が失われる。この効果を減光と呼ぶが、波長の短い青い光ほどより多く減光 […]

2018年02月20日 観測天文学

色-等級関係

楕円銀河の絶対等級と色の間に見られる直線的な強い相関のこと。明るいものほど赤い。色-等級関係の傾き(等級の変化に対する色の変化)は緩やかであり、関係式の周りの分散は非常に小さい。色-等級関係が傾いている主な原因としては、 […]

2018年02月20日 観測天文学

色-等級図

天体の色と等級の関係を図示したグラフのこと(図参照)。対象天体がほぼ同じ距離にあると考えられる場合などには観測される等級そのものである見かけの等級を用いることもあるが、それ以外の場合には等級として絶対等級を用いる。恒星や […]

2018年02月20日 観測天文学

色補正

天文学における色補正とは、異なる測光システム間での等級の変換を色指数を用いて行うことを指す。たとえば、天体のスペクトルが滑らかであると仮定すれば、V等級とB-Vの値からBバンドとVバンドの間で定義された、別の測光システム […]

2018年02月20日 理論

因果律

因果律とは、一般には原因と結果の関係を意味するが、物理学においては以下のように表される。 4次元時空間において時刻と3次元的位置の4パラメータで指定されるある世界点から過去と未来に向かって光を全方向に向かって仮想的に飛ば […]

2018年02月20日 装置・施設・データベース

IRAM

ミリ波電波天文学研究所を参照。

2018年02月20日 銀河・銀河団

いて座A西

ミニスパイラルを参照。

2018年02月20日 銀河・銀河団

いて座A*

天の川銀河(銀河系)の中心に位置するブラックホールに対応する天体。電波、近赤外線、X線で観測され、点状で強度変動を示す。いて座A*周囲の恒星の運動を10年程度継続的に観測した結果、多くの恒星がいて座A*の周囲を公転してい […]

2018年02月20日 理論

インフレーション理論

宇宙誕生後のごく初期に指数関数的な膨張期(この期間の膨張をインフレーション膨張という)を考えることによって、古典ビッグバン宇宙モデルの問題点である、地平線問題、平坦性問題、モノポール(磁気単極子)問題などを解決すると同時 […]

2017年08月26日 太陽

Eコロナ

輝線で観測される太陽コロナ。コロナ(太陽の)、Kコロナも参照。

2017年08月26日 太陽

Ⅰ型バースト

電波バースト(太陽の)を参照。

2017年08月26日 太陽系

隕石

宇宙から地球に落下してきた岩石。多くは小惑星のかけらであるが、大気中で燃え尽きなかった流星のかけらもある。小惑星には太陽系誕生の初期の情報が残されているので隕石は太陽系の誕生過程を知るための重要な研究対象である。 隕石は […]

2017年08月26日 太陽系

隕石孔

クレーターを参照。

2017年08月26日 太陽系

隕石重爆撃期

月、火星、水星の地表の古い地域は衝突クレーターに覆われている。月では38憶年前まで、小天体の衝突が激しい時期があったことがわかっている。この時期を隕石重爆撃期と呼んでいる。惑星形成段階と区別するために、後期隕石重爆撃期( […]

2017年08月26日 太陽系

隕鉄

鉄隕石を参照。

2017年08月26日 太陽系

イオンテイル

尾(彗星の)を参照。


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