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超伝導受信機

 

よみ方

ちょうでんどうじゅしんき

英 語

superconducting receiver

説 明

超伝導体を検出素子としてもちいたヘテロダイン受信機。電波天文学では、アンテナで集めた天体からの信号を受信する装置として、カセグレン焦点ナスミス焦点に設置される。超伝導素子は、転移温度以下に冷却してつかわれるため、クライオスタットに納められている。超伝導受信機は、超伝導ミキサー、受信光学系、ホーン、低雑音増幅器、冷却装置、局部発振器などが組み合わさったものを指す。

2018年03月06日更新

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    ALMAの超伝導受信機(観測周波数385 - 500GHz)。この中に超伝導ミクサ、冷却ミラー、コルゲートホーン、低雑音増幅器、局部発振器の一部が組み込まれている。