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ナイキストサンプリング

 

よみ方

ないきすとさんぷりんぐ

英 語

Nyquist sampling

説 明

連続的に変化する信号を標本抽出する場合、取り扱いたい最高周波数の2倍の頻度でデータを抽出すること。標本化定理に基づいた標本抽出方法である。分光器の周波数分解能に対するチャンネルの周波数間隔、マッピング観測の際にビームサイズに対する観測点間隔やスキャン間隔などを決める際にしばしば採用される。もし、ナイキストサンプリングより低い頻度で標本化すると、元の信号の高周波成分が標本から再現される信号の低周波成分として再現されることになる。この現象を「折り返し歪み」、あるいは「エイリアシング」と呼ぶ。アナログ-デジタル変換(A/D変換)も参照。

2018年03月11日更新

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