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レーザー干渉計

 

よみ方

れーざーかんしょうけい

英 語

Laser interferometer

説 明

レーザーを光源に用いたマイケルソン干渉計。レーザーは位相が揃ったコヒーレントな光であるため、可干渉性に優れる。ごく微小な位相変化をとらえて重力波の検出に用いるには、干渉計の腕を波長に合わせ非常に長くとる必要があるため、光遅延線やファブリー-ペロー共振器を用いて短い腕で光の経路を伸ばす方法が用いられる。位相のゆらぎを抑えるためには強力なレーザーが必要であり、パワーリサイクリングの技術が開発されている。

2018年12月11日更新

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    *レーザー干渉計の原理図