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電離水素領域

高

よみ方

でんりすいそりょういき

英 語

ionized region

説 明

ガスの主成分である水素が電離状態になっている領域のこと。HⅡ領域ともいう。
主に大質量星から大量に発する電離光子を浴びて大質量星や大質量星を多く含む生まれたばかりの星団の周りに形成される。電離水素領域の形状はおおむね球形をしており、ストレムグレンが提唱した理論モデルはストレムグレン球とも呼ばれる。

2021年06月27日更新

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    電離水素領域の典型例であるバラ星雲。
    東京大学木曽観測所の105cmシュミット望遠鏡で撮影
    明るい電離水素領域であるオリオン大星雲M42(下)。上は反射星雲NGC1973-77。電離水素領域は水素のHα線により赤く見え、反射星雲は反射・散乱の効果で青く見えている。
    東京大学木曽観測所の105cmシュミット望遠鏡で撮影