ハレー
よみ方
はれー
英 語
Halley, Edmond
説 明
イギリスの天文学者(1656-1742)。ハレー彗星の軌道を計算したことで有名。ニュートン(I. Newton)の友人。豊かな商人の子で、南天の星表をセントヘレナ島で作成して王立協会会員となる。会員として実験科学で活躍し、オックスフォード大学教授。ニュートンの『プリンキピア』の出版を援助し、楕円の数学を記述したアポロニウス円錐曲線論を翻訳した。彗星の古記録から周期的に出現する彗星を知り、ニュートン力学を応用して軌道を決めて次回の出現を予言した。この彗星は予言通りに出現したのでハレーの名前がつけられた。1天文単位の数値を知る方法として金星の太陽面通過の観測を提唱した。また、自分の観測と古代ギリシャのヒッパルコスが作った星表をくらべて、1718年には恒星の固有運動を発見している。世界各地のデータから地磁気偏角図をつくった。初代グリニッジ王立天文台長フラムスティード(J. Flamsteed)の次の台長になった。第2代の王立天文官である。
2018年08月15日更新
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