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星団型変光星

 

よみ方

せいだんがたへんこうせい

英 語

cluster variables

説 明

こと座RR型変光星(RRLyr)のこと。セファイド不安定帯にある種族Ⅱ水平分枝星である。ほぼ決まった絶対等級を有するので、種族Ⅱの一次距離指標として、球状星団や銀河ハロー天体までの距離を決めるのに古くから使われている。年齢が古く、金属量の低い球状星団に数多く存在するので、星団型変光星という。この呼び方は最近はあまり用いられなくなっている。脈動変光星セファイドも参照。

2019年09月08日更新

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    1960年代に認知されていた脈動星の HR 図上の位置の概略図( 左 )と現在認識されている脈動星の概略図(右)。理科年表平成28年版天文部トピックス(柴橋博資)、国立天文台編集、丸善出版。
    ( Handler, G. 2012, ASPC, 462, 111 より転載)
    星団型変光星のVバンド実視等級の光度曲線と(B-V)色の変化曲線の例。
    (Layden 1997, PASP 109, 524より引用)