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電荷転送効率

 

よみ方

でんかてんそうこうりつ

英 語

charge transfer efficiency

説 明

電荷結合素子CCDは各画素に蓄えた光電子を順送りして最終的な読み出しアンプでその量を数える半導体素子なので、電荷を隣の画素に送るときにこぼしたり、送り残しがなるべくないようにしなければならない、隣の画素へバケツリレー操作で何%の電荷をしっかり送ることができるか、その割合を電荷転送効率という。たとえばフレーム転送で1000×1000画素のCCDでは一番端の画素から読み出しアンプまでに最大2000回のバケツリレーが必要になる。電荷転送効率が99.9999%の素子であれば、2000回の転送で生じる漏れは0.2%程度となる。

2023年05月09日更新

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