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CAI

 

よみ方

しーえーあい

英 語

calcium-aluminum-rich inclusion

説 明

炭素質隕石に含まれる、アルミニウムとカルシウムに富む白色の包有物。Calcium-aluminium-rich inclusionの略語で、高アルミニウムカルシウム含有物とも呼ぶ。高温の原始太陽系円盤のガスから最初に凝縮した物質である。CAIは単一鉱物ではなく、スピネル、ペロブスカイト、アノーサイト(長石の一種)などの高温凝縮鉱物の集合体である。サイズは0.1 mmから1 cmを越えるものまであり、コンドリュールよりも大きなものがある。CAIの年代はコンドリュールよりも古くアエンデ隕石中では45.67億年を示すものが発見されている。難揮発性物質も参照。

2019年07月04日更新

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    アエンデ隕石中のCAI
    出典: MacPherson, G.J. and Boss, A. 2011, PNAS, 108(48), pp.19152-19148